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蛍といえば夏の風物として有名ですよね。日本では通常7〜8月にかけて出現する蛍ですが、亜熱帯に属する石垣島では3月〜6月とかなり早い時期から蛍を鑑賞することができます。
石垣島の蛍は、日本で一番早く鑑賞できるのに加え、集団で光を放つ幻想的な景色を楽しむことができます。石垣島は年間平均気温が20度以上で、綺麗な水辺が沢山あります。そのため、暖かく水が綺麗な場所を好む蛍の生息地として最適なのです。なんと石垣島には9種類もの蛍が生息しています。
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石垣島で見られるホタルとは?
ホタルの種類 | 見られる時期*年度によってかわります |
ヤエヤマヒメボタル | 2月~4月 |
キイロスジボタル | 4月~11月 |
オオシママドボタル | 9月~1月 |
イリオモテボタル | 11月~12月 |
石垣島ではシーズンによって様々なホタルを見ることができます。ここでは石垣島で見られる4種類のホタルの特徴をご紹介!
ヤエヤマヒメボタル
ヤエヤマヒメボタルは、八重山諸島にのみ生息する体長2~3mm程度の日本で1番小さい蛍です。ヤエヤマヒメボタルは一箇所に集団で集まる習性があるため、その光は、まるでイルミネーションのように美しい風景を演出してくれます。
またヤエヤマヒメボタルは地面付近を飛びまわることが多く、数千匹の蛍が地面で光を放つため、“光の絨毯”とたとえられることもあります。
ヤエヤマヒメボタルが光る姿を見られるのは、日没から数時間の間だけですので、その時間に合わせてジャングルへ向かう必要があります。
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キイロスジボタル
出典:Mushi Navi
キイロスジボタルは、石垣島をはじめとして、西表島 、宮古島、与那国島などの南西諸島に生息するホタルです。
日本以外では、台湾や中国に分布します。その名前の通り体の色が黄色いのが特徴です。早くて4月から出現し、光は強くないのですが長く発光する習性を持っています。
オオシママドボタル
オオシママドボタルは八重山諸島に生息するホタルです。マドボタルの仲間は関東でも生息が確認されていますが、このオオシママドボタルは八重山諸島にしか生息していません。
10月から1月にかけて成虫になり、メスは成虫になると飛べなくなります。
イリオモテボタル
出典:RakuteBlog
イリオモテボタルは西表島や石垣島に生息する蛍です。1994年に新種として発見されたため、比較的歴史の浅い蛍です。
その生息数はとにかく少なく、絶滅危惧種に指定されていますが、近年では台風などの影響によりさらにその数を減らしています。
石垣島No.1人気のヤエヤマヒメボタルとは?
石垣島には9種類ものホタルが生息していますが、中でも特に人気なのがヤエヤマヒメボタルです。
理由としてはとにかく数が多く、群れを成して光るため、幻想的な風景を演出してくれるからです。ヤエヤマヒメボタルは1匹が光り出すと、群れを成し始め徐々にその光が広がっていきます。
光り始めてから30分ほど経つと徐々に光が弱まっていき、イルミネーションの終わりをつげます。ヤエヤマヒメボタルが織り成す光の絨毯は、その美しさに感動し涙を流す人もいるほどです。
ヤエヤマヒメボタルを見られる時期・時間は?
ヤエヤマヒメボタルについて
時期 | 2~4月末頃 |
時間帯 | 18;00~20:00(日没から30分後がピーク) |
ヤエヤマヒメボタルを見られる時期
石垣島は年間の平均気温が20度を超えているため、ほぼ1年中ホタルを鑑賞することができます。
ヤエヤマヒメボタルが見られる時期としては2〜4月末くらいがピークです。ヤエヤマヒメボタルを見るべく、この時期を狙ってくる観光客も多くいます。
ヤエヤマヒメボタルを見られる時間帯
ヤエヤマヒメボタルが光る時間は、日没から数時間と非常に限られています。ヤエヤマヒメボタルを鑑賞するナイトツアーは18:00〜20:00の間で行われることが多く、その時間帯が最もホタルが活発になる時間帯です。
ヤエヤマヒメボタルを確実に見たい方は、石垣島のジャングルを知り尽くしたガイドさんと一緒に行くことをオススメします。
ヤエヤマヒメボタルがみられるベストなポイント
・バンナ公園(Dゾーン)
バンナ公園は、市街地の北部に位置する県立森林公園です。海のイメージが強い石垣島ですが、バンナ展望台では石垣島の雄大な自然を思う存分堪能することができます。
バンナ公園西部にDゾーンと呼ばれるスポットがあり、そこでは野生のホタルを見ることができます。このDゾーンでは湧き水が湧いており、水が大変綺麗なことからホタルの生息地に適した場所になっています。
⇒バンナ公園の詳細はこちら
石垣島のホタル観賞での注意点
ホタルを鑑賞する際は、絶対に懐中電灯を使用してはいけません。足元を少し照らすだけならともかく、蛍を直接照らすことは絶対にやめましょう。
蛍は発光することによってお互いのコミュニケーションを図るため、暗いところを好みます。つまり発光するのは子孫を残すための手段なのです。懐中電灯などの強い光をホタルに当ててしまうとホタルたちは発光することをやめ、繁殖行動ができなくなってしまいます。
その結果、種の絶滅に繋がってしまうのです。ホタルを見に行く際は懐中電灯の光に十分注意しましょう。赤いセロファンなどを貼っても無意味なので、ご注意を。
ホタル観賞はツアーに参加するのがおすすめ!
ホタルの鑑賞は、ツアーに参加することをオススメします。ホタルは山奥の水辺に生息しているため、土地勘も知識もない観光客の方が自力で見に行ってしまうと、道中で事故に遭ったり、ホタルを見ることができなかったりする場合があります。
ツアーに参加すれば専門知識を持ったガイドがホタルの鑑賞スポットまで連れて行ってくれるので、高い確率で蛍を鑑賞することができます。また現地やホテルまで送迎してくれるツアーも多いので、行き帰りがとても安心です。
ホタル観賞のあとの記念に
ホタル鑑賞の記念に何かお土産を買って行ってもいいかもしれませんね。オススメは、ホタルガラスです。
ホタルガラスとは沖縄のお土産として有名で、金箔とガラスを特殊な技法で組み合わせて作られています。金箔に反射した光によりガラスがキラキラと光る様子からホタルガラスと呼ばれています。
ホタルガラスを使ったアクセサリーも販売されており、ブレスレットやネックレスなどが人気となっています。石垣島旅行の思い出に、友人へのお土産に、是非ホタルガラスをご検討ください。
まとめ
ここまで石垣島のホタル鑑賞について解説してきました。石垣島はその温暖な気候から9種類もの蛍が生息しており、1年を通して蛍が織り成す幻想的な景色を楽しむことができます。
なかでも、ヤエヤマヒメボタルが生み出す光の絨毯の美しさは、石垣島でしか味わうことができません。是非、参考にしていただき、石垣島の蛍たちが生み出す幻想的な夜景の鑑賞に行ってみてはいかがでしょうか?
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